フルマラソン(42.195km)アドバイス

中学、高校時代は陸上部の長距離をやっていました。それまで結果がなかなか出せなかったのが、長距離のトレーニング方法、フォームを改善したことで自己ベストを更新できるようになりました。初めてランニングやる人、マラソンを挑戦してみたい人に教えてあげたトレーニング方法をブログに投稿しようと思いました。

MGCを見ての感想

 

 

 先日、来年の

 東京オリンピックの出場をかけて

 男子、女子がともに2枠を

 かけて争うレースが行いました。

 

 先に結果をお伝えしますが

 男子は富士通の中村匠吾選手が1位

 2位はトヨタ自動車の服部優馬選手が

 東京五輪内定

 

 女子は天満屋の前田穂南選手が1位

 2位は日本郵政グループの

 鈴木亜由子選手東京五輪内定

 決めました。

 

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 さて、今回のMGCを行うきっかけに

 ついて説明します。

 

 【MGCについて】

 日本のマラソン界は

 2000年に高橋尚子さん

 2004年に野口みずきさんが

 金メダルを獲得しました。

 

 しかし・・・

 

 2008年の北京五輪以来

 男子、女子共にメダルを

 とれておりません。

 

 2016年のリオ五輪では

 

 レース20km手前で

 先頭集団から離れてしまうなど

 外国人ランナーとの

 大きなタイム差が出てしまいました。

 

 

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 こうした危機感が

 日本陸上競技連盟(JAAF)は

 次の東京五輪に向けて

 強化をはじめました。

 

 その強化を上げる例として

 今回の代表選考会

 MGCもその一つです。

 

 ちなみにですが

 MGCの略は

 ラソングランドチャンピオンシップ

 とも言います。

 

 今回のMGCのレースは

 代表2枠をきめるレースです。

 

 言わば一発勝負のレースでも

 あります。

 

 男子は30人出場

 女子は10人出場

 

 男子は2/30で

 女子は2/10で争う

 厳しい選考レースでもあります。

 

 【レース展開について】

 

 さて、先日行った

 MGCのレース展開について

 

 男子は

 スタートから

 設楽悠太選手が独走で

 走っておりました。

 

 

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 2位集団との差を離れて

 

 このままゴールまで

 いくのではないかと・・・

 

 設楽悠太選手は

 今年の2月に

 東京マラソン

 日本新記録を更新をした

 選手でもあります。

 

 

 

rshinyafctokyo.hatenablog.com

 

 しかし

 この日の気温28度

 暑さが選手にも影響出ており

 先頭で走っていた設楽選手が失速

 

 又、集団にいた選手も

 次々と失速が出ておりました。

 

 そんな中で

 上位争いに

 最後は大迫選手、中村選手、服部選手が

 1位争いに!

 

 勝負の所は

 40kmの所

 

 中村選手が

 仕掛けを始めた。

 

 一度は大迫選手が追いついたが

 ラスト800Ⅿの坂で

 

 逃げ切ってそのままゴール!!

 

 東京五輪に内定を決めた。

 

 残りの1枠は

 ラスト服部選手が大迫選手を

 抜いて2位となりました。

 

 3位に大迫選手となり

 序盤先頭で走っていった設楽選手は

 14位となりました。

 

    女子は天満屋

 前田選手が中盤以降は

 独占での一人走り!

 

 そのままゴールとなり

 内定

 

 前田選手の走りも

 素晴らしい走りでありました。

 

 2位の鈴木選手は最後ペースダウン

 3位の小原選手との差が縮まったものの

 

 4秒差でのゴールとなり

 東京五輪に内定!

 

 今回で3位となった選手

 大迫選手、小原選手は

 

 残りの1枠で

 男子は

 福岡国際マラソン

 東京マラソン

 琵琶湖毎日マラソン

 

 女子は

 さいたま国際女子マラソン

 大阪女子マラソン

 名古屋ウィメンズマラソン

 

 この3大会の中で

 最高記録より1秒速い記録に設定された

 “MGCファイナル設定記録”を

 破ることが絶対条件となります。

 

 破るランナーがいなければ

 大迫選手、小原選手が

 東京五輪内定となります。

 

 

【今回のMGCのコース】

 

 今回のMGCのマラソンコースは

 最初と最後に坂があるコースです。

 

 東京の浅草、銀座、皇居も通りますが

 国立の周りは坂が多い所もあるので

 

 選手にとってラストの所は

 キツイ場所ではないかと思います。

 

 ここの坂を生かして

 ペース上げたり

 相手を仕掛けて走る戦術も

 あり得ます。

 

 今回のレースでも

 中村選手が仕掛けていた場所は

 坂の手前でもありました。

 

 もしかすると

 東京五輪ではここで

 デットヒートになる場所だなと

 私個人ではありますが

 注目の観戦場所でもあります。

 

 【今回のレースを行って】

 

 今回のレースを行って

 日本人選手にとっては

 東京五輪にプラス材料になったかも 

 しれません。

 

 その理由としまして・・・

 ①コースのタイムを把握できたこと

  

 これに関しましては

 他の外国人ランナーにはなく

 日本人ランナーにとって有利でもあります。

 

 外国人ランナーは

 事前にコース確認しても

 なかなか道路事情により

 本番みたいに走れない現状もあります。

 

 日本人ランナーですと

 一回本番のレースを体感が

 やれていること、

 

 また、個々の場所では

 仕掛けられる

 

 ここでは折り返し地点なので

 先頭や後ろの選手たちの表情や

 距離も把握できるなど

 

 かなりのコースを経験できている

 これは日本人ランナーにとって

 大きなアドバンデージに

 なっていきます!

 

 ② 暑さは日本人ランナーに味方する!

 

 今年の夏もそうでしたが

 日本の夏は外国の暑さが全然異なります!

 

 もちろん外国人ランナーも

 暑さ対策を考えてやっているはずです!

 

 ですが、

 暑さ+湿気

 

 このダブルは

 日本特有の気候ですから

 相当来年の東京五輪では

 厳しいレースになる展開になります。

 

 特に外国人ランナー

 (アフリカ勢)は

 序盤ハイペースで走る

 可能性があります!

 

 しかし、この暑い日本の夏で

 42.195km

 ハイペースでは難しいです!

 

 実際、設楽選手も今回独走で最初は

 走っていましたが

 

 途中暑さの影響で失速

 

 おそらく、途中で失速し

 自分の走りが上手くいけない。

 

 また、給水を取れなければ

 脱水症状もおこり

 走り切れず、リタイアの

 可能性もありえます。

 

 逆に言えば・・・

 来年の五輪での優勝する鍵として

 暑さに強い選手が優勝する

 ポイントにもなります。

 

 来年の東京五輪では

 スタートは6時ごろに

 行います。

 

 8月でも

 6時は28度ぐらい

 

 しかし7時過ぎでも

 30℃で湿度も高いです。

 

 選手にとって暑さ対策が出来る

 出来ていない

 

 この差がメダルとれる、とれない

 明暗が分けられることになります。

 

 最後に・・・

 

 【日本人選手がメダルとれるか】

 

 私の個人予想ではありますが

 男子、女子共に

 マラソンでメダルとれるチャンスは

 かなりあると思います!!

 

 その理由としまして

 やはりコースを走っていること

 あと1年切っている中

 

 時間のある限り

 練習を積んで暑さ対策などを

 行う。

 

 レースプランをかなり

 徹底的に練っていけば

 

 日本マラソンに久々の

 五輪でのメダル

 もしくは金も届ける

 チャンスになっている

 

 そういう立場かもしれません。

 

 しかし、外国人ランナーも

 かなりの強いランナーは

 沢山います!!

 

 手で数えきれないほど

 スピードもあるランナーは

 います!!

 

 厳しいレースになっていく

 東京五輪になっていくかも

 しれませんが

 本当に優勝、3位以内で

 メダルが取れる

 

 日本のマラソン界にとって

 非常に大きいチャンスでも 

 あります!

 

 まだ1枠男子、女子は残って

 いますので

 

 今後のマラソン大会にも

 注目です!

 

 

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